症例:62歳男性、咳嗽、喀痰、鼻汁、倦怠感
現病歴:
1週間前から息苦しさと倦怠感を伴う咳嗽、喀痰、鼻汁が出現。3日前に近医を受診し、喘息の診断で葛根湯、クラリスロマイシン、屯用のロキソプロフェンが処方された。しかし症状は改善せず、両側の胸部下部に咳で悪化する胸痛も出現するようになり、再度近医を受診した。胸部X線で両側下肺野に浸潤影が認められ、当院ERを紹介受診し、著明な低酸素血症および腎機能障害も認められたため緊急入院となった。
既往歴:特記事項なし
喫煙歴:20本/日を47年間
職業:家具製造業
飲酒歴:なし