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クイズ1
この肺音の疾患は?(難易度 ★☆☆)

2020/08/24
長坂 行雄(洛和会音羽病院)

症例:62歳男性、咳嗽、喀痰、鼻汁、倦怠感

現病歴:
 1週間前から息苦しさと倦怠感を伴う咳嗽、喀痰、鼻汁が出現。3日前に近医を受診し、喘息の診断で葛根湯、クラリスロマイシン、屯用のロキソプロフェンが処方された。しかし症状は改善せず、両側の胸部下部に咳で悪化する胸痛も出現するようになり、再度近医を受診した。胸部X線で両側下肺野に浸潤影が認められ、当院ERを紹介受診し、著明な低酸素血症および腎機能障害も認められたため緊急入院となった。

既往歴:特記事項なし
喫煙歴:20本/日を47年間
職業:家具製造業
飲酒歴:なし

著者プロフィール

長坂行雄(洛和会音羽病院呼吸器内科・洛和会京都呼吸器センター所長)●ながさか ゆきお氏。1972年名古屋市立大卒。近畿大学医学部堺病院内科学教授・呼吸器内科部長などを経て2012年より現職。著書に『楽しく学ぶ身体所見―呼吸器診療へのアプローチ』(克誠堂出版)、『聴いて見て考える 肺の聴診』(共著、中外医学社)など。

連載の紹介

長坂行雄の「耳で学ぶ肺音聴取のイロハ」
「技術習得が難しい」という声が多い肺の聴診。長年、肺音の研究に携わってきた長坂行雄氏が、これまでに収録した実際の肺音を用いて、プライマリ・ケア医向けに肺音聴診の基本を解説します。

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