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肺聴診のイロハ
肺聴診、何カ所での聴診がベスト?

2020/07/20
長坂 行雄(洛和会音羽病院)

 これまでの連載では、肺の聴診で欠かせない肺音用語について解説しました(第1回第2回)。今回は実際の聴診方法について学んでいきましょう。肺聴診で重要なポイントは、聴診器をしっかり当てて患者さんに大きく呼吸をしてもらうということです。肺音は心音よりも高い音のため、聴診器をしっかり密着させないと音が拾えないだけではなく、皮膚とのこすれ音(クラックルと区別しにくい)が発生してしまいます。また、大きく呼吸をしてもらうことで乱流が発生するため、呼吸音がはっきりと聴こえるようになります。

著者プロフィール

長坂行雄(洛和会音羽病院呼吸器内科・洛和会京都呼吸器センター所長)●ながさか ゆきお氏。1972年名古屋市立大卒。近畿大学医学部堺病院内科学教授・呼吸器内科部長などを経て2012年より現職。著書に『楽しく学ぶ身体所見―呼吸器診療へのアプローチ』(克誠堂出版)、『聴いて見て考える 肺の聴診』(共著、中外医学社)など。

連載の紹介

長坂行雄の「耳で学ぶ肺音聴取のイロハ」
「技術習得が難しい」という声が多い肺の聴診。長年、肺音の研究に携わってきた長坂行雄氏が、これまでに収録した実際の肺音を用いて、プライマリ・ケア医向けに肺音聴診の基本を解説します。

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