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呼吸器専門医は見た!こんな現場、あんな質問

第3回
「ゼイゼイする」患者=喘息としていませんか?
非専門医が喘息を診断するなら症状の変動性に注目を

2015/08/25
長尾大志(滋賀医科大学呼吸器内科)

 喘鳴がある(=ゼイゼイする)から喘息、という判断は少し短絡的な考え方です。患者さんがそう思ってしまうのは仕方がありませんが、医師はそれを鵜呑みにしてはいけません。

 ゼイゼイしている状態は、気道のどこかが狭窄して音が発生しているということです。気道が狭くなる疾患は表1のように喘息以外にも多くの疾患が挙げられます。

著者プロフィール

長尾大志(滋賀医科大学呼吸器内科)●ながお たいし氏。1993年京都大学卒。京都大学胸部疾患研究所で初期研修。住友病院、ブリティッシュコロンビア大学留学などを経て、2005年より現職。11 年から始めた自身のブログ「やさしイイ呼吸器教室」をベースにした書籍『レジデントのためのやさしイイ呼吸器教室』を13年に刊行した。

連載の紹介

呼吸器専門医は見た!こんな現場、あんな質問
「呼吸器疾患の鑑別方法は?」「薬剤はどう使い分ける?」「どうなったら専門医に紹介すべき?」——。プライマリ・ケア医が抱くこうした疑問に、 紹介患者のエピソードを基に大学病院で診療する著者が答える連載です。非専門医に向けて明日から役立つ呼吸器疾患の診断・治療のコツを分かりやす く解説します。

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