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第26回
無給医局員と血流の自己調節

2019/01/04
村川 裕二(帝京大学溝口病院)
無給医局員と血流の自己調節の画像

成績が上がらなかった中学時代。1学年150人で、年度初めの順番は……。中学1年 120番 中学2年 110番 中学3年 100番 高校1年  90番 成績がビューンと上がらないのはなぜか。生活リズムが悪そうだ……。定期試験前1週間→深夜の勉強→1日7時間。終わって2週間→ぐったり→1日1時間。 そこで、試験がない月も1日3時間、試験が終わった後も1日3時間に変更。すると、模試の成績がニョキニョキ上昇したではありませんか。というわけで、「血流の定常性は大事」というお話。

脳は?

 平均血圧60~140mmHgでは、脳を流れる血液量は一定(下図)。 脳組織100g当たり50mL/分。
 脳循環の自己調節(autoregulation)の1つとして生理学で習います。

高血圧でも大丈夫か

 高血圧患者さん。
 平均動脈圧180mmHgでも、極端には血流は増えないです。
 全体的に血流が低下したり、拡張期に脳虚血が生じやすくなる患者さんがいます。
 運動で急激に血圧が上昇……。
 太い動脈は、交感神経活動の高まりによって収縮。
 たぶんそこで血圧が抑えられ、その先の小動脈

著者プロフィール

村川裕二(帝京大学附属溝口病院第四内科・中央検査部教授)●むらかわゆうじ氏。1981年東京大学卒。83年同大第二内科入局。89年関東中央病院内科、91年東京大第二内科助手を経て2003年帝京大附属溝口病院第四内科助教授。04年同教授。16年中央検査部教授を兼務。

連載の紹介

村川裕二の「ほろよいの循環器病学」
某医学雑誌で10年以上、循環器病学の連載を続けてきた筆者の名コラムが、場所を移して“新装開店”。堅い話になりがちな最新医学の話題をゆるゆる、まったり解説。穏やかな語り口に引き込まれながら、読みふけってしまう。肩肘はらず、グラスを傾けながら、たそがれ時のお供に。イラストも筆者のオリジナル。

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