日経メディカルのロゴ画像

第23回
ハーハーしていれば過換気症候群か?

2018/10/01
村川 裕二(帝京大学溝口病院)
ハーハーしていれば過換気症候群か?の画像

 何度も入院している女性患者さん。20歳の娘さんが遅くまで付き添っていました。消灯が近くなって……娘さんがナースステーションにやって来る。ハーハーと速い呼吸で、苦しそう。「お母さんじゃなくて、あたし」看護師さんは「ハイハイ」と慣れた感じで紙袋を渡す。娘さんは袋を口に当てて呼吸を繰り返す。しばらくして落ち着いてニッコリ。こんな様子を見たような記憶。最近、大阪の佐々木達哉先生の著書『循環器疾患ディベートII」(メディカルサイエンスインターナショナル、2018)を読んでいたら、●過換気症候群にペーパーバッグ法はしてはいけない……という話が載っていた。「へー」と思ったので、今回は過換気症候群のお話。

著者プロフィール

村川裕二(帝京大学附属溝口病院第四内科・中央検査部教授)●むらかわゆうじ氏。1981年東京大学卒。83年同大第二内科入局。89年関東中央病院内科、91年東京大第二内科助手を経て2003年帝京大附属溝口病院第四内科助教授。04年同教授。16年中央検査部教授を兼務。

連載の紹介

村川裕二の「ほろよいの循環器病学」
某医学雑誌で10年以上、循環器病学の連載を続けてきた筆者の名コラムが、場所を移して“新装開店”。堅い話になりがちな最新医学の話題をゆるゆる、まったり解説。穏やかな語り口に引き込まれながら、読みふけってしまう。肩肘はらず、グラスを傾けながら、たそがれ時のお供に。イラストも筆者のオリジナル。

この記事を読んでいる人におすすめ