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第32回 結核が死因第2位のパプアニューギニアへ
「呪術医に相談するのが最も合理的」に驚愕
山梨 啓友(総合診療医)

2017/07/07
国境なき医師団
「呪術医に相談するのが最も合理的」に驚愕の画像

クリスマス前に外来を訪れた、生後8カ月のその子どもは喘ぎながら呼吸をしていた。落ちくぼんだ眼窩と大泉門の陥凹は著しく、慢性の栄養障害と脱水症があり、呼吸状態からは一目で重篤な下気道感染症にかかっていることが分かった。患児は生後3カ月の時点で肺結核と診断され、HIV/AIDSの診断もなされた。しかし、HIV/AIDSの治療が開始されることはなかった。

連載の紹介

国境なき医師団が見た世界の医療現場
世界には貧困や紛争、自然災害により、人びとが満足に医療を受けられない地域が依然として存在します。そうした紛争地や被災地で医療・人道援助活動を続ける「国境なき医師団」に参加し、医療活動に従事した医師らが、各国の医療事情や現地での活動内容を伝えていきます。※「国境なき医師団」の活動参加に関する情報はこちら

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