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コンプライアンス問題と再使用問題のアナロジー

2018/04/11
森井大一

 2017年はさまざまなコンプライアンス問題が報道された。自動車の完成検査を無資格の従業員が行っていたり、鉄鋼の強度が契約で定められた範囲に収まっていなかったり、タイヤの補強材のデータが書き換えられていたり・・・。おそらく2017年以前にも同じような問題はあったのだろうが、筆者はよく知らない。家にテレビがないせいかもしれないし、新聞を取っていないせいかもしれない(ネットの掲示板ではこういうのを「テレビ持ってないアピール」というらしい)。新聞は一応、以前勤めていた病院の前の蕎麦屋にあるのを、蕎麦をすすりながら読んでいたが、最近引っ越して職場も変わったのでそれもなくなった。ネットニュースも見るには見るが、経済ニュースはどうにも敬遠してしまう。2017年に限って、いわゆるコンプライアンス問題のニュースが筆者の意識に留まったのは、筆者が単回使用問題を考え始めたからだと思う。

著者プロフィール

森井大一(もりい・だいいち)●大阪大学大学院医学系研究科博士課程。2005年3月大阪大学医学部卒業、同年4月国立病院機構呉医療センター、2010年大阪大学医学部附属病院感染制御部、2011年米Emory大学Rollins School of Public Health、2013年7月厚生労働省大臣官房国際課課長補佐、2014年4月厚生労働省医政局指導課・地域医療計画課課長補佐、2015年4月公立昭和病院感染症科を経て今に至る。2018年から阪大病院の感染制御部医員も兼務。

連載の紹介

森井大一の「医療と経済と行政の交差点」
救急医として医師のキャリアをスタートさせた後、感染制御に越境し、公衆衛生を学んだ上で、厚生官僚を経験。現在はノーベル賞受賞で話題の行動経済学を医療に応用すべく研究を進める筆者に、 医療と経済と行政が交わる地点に立って思いの丈を語っていただきます。

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