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うつ病講習を受けた翌週はうつ病患者が増える?

2016/02/12
宮岡等(北里大学医学部精神科学主任教授)

少なくない「うつ病」という誤診
 うつ病ではないかと診療を依頼された思春期から青年期の患者さんに通常の精神科面接を実施すると、統合失調症が疑われることが少なくない。高齢者では認知症や、電解質異常や内分泌異常、あるいは処方されている睡眠薬や抗うつ薬などの影響でぼーっとした状態(軽度の意識障害と評価されることが多い)になり、それがうつ病と誤診されていることがある。

著者プロフィール

宮岡等(北里大学名誉教授、東北医科薬科大学臨床教授)●みやおかひとし氏。土佐高校卒、慶應義塾大学卒。東京都済生会中央病院精神科、昭和大学精神科を経て1999年5月から2021年3月まで北里大学医学部精神科学主任教授。2015年7月から2020年3月まで北里大学東病院院長(兼務)、2017年7月から2019年6月まで神奈川県医師会理事。

連載の紹介

宮岡等の「精神科医のひとりごと」
精神疾患患者の増加に伴い、精神科診療に関わる医療従事者は今後ますます増えていきます。精神科医はもちろん、精神科以外の医療従事者にも知っておいてほしい精神医療の現状や課題を、筆者が伝えます。

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