日経メディカルのロゴ画像

ワクチン接種体制はどうしてこんなに複雑怪奇?

 ワクチンの流通がだいぶ決まってきた。

 医療従事者向けに4月26日までに3800箱(1バイアル5回とすると1箱975回分なので約370万回分)、その3週間後までに同数の配布も決まった。住民に対しては6月末までに高齢者3600万人が2回接種できるだけのワクチンが配布されるようだ。4月5日からは医療従事者接種と住民接種が同時進行になる。

 「ワクチン確保のめどが立ってきたので、我々も接種に向けて準備を進めています」と言いたいところだが、実のところ、相変わらず何も決まっていない。毎週、東京都医師会の会議はあるが、毎回言われる内容にブレがあって我々はその都度混乱してしまう。さらに何らかの矛盾点が毎度出てくる。都医の会議がスムーズに行ったら、記念日になりそうだ。


著者プロフィール

三浦和裕(三浦医院院長)◎みうら かずひろ氏。2004年帝京大卒。東京警察病院、聖マリアンナ医科大などを経て、2012年より現職。2017年より品川区医師会理事。日本プライマリ・ケア連合学会認定医、日本外科学会認定登録医、がん治療認定医。

連載の紹介

三浦和裕の「地区医師会感染症担当理事のホンネ(折々グチ)」
品川区医師会理事で、感染症も担当する三浦氏。普段、医師会では感染症関連の仕事は皆無だったのが、新型コロナの流行により、区内のPCRセンターの立ち上げなどに奔走し、いつの間にか、日々更新される新たな通知などを熟読し、医師会員向けに整理し直して発信する立場に。そんな三浦氏が、行政やら日本医師会、東京都医師会、学会からの膨大な情報を通読し、自身も発熱患者の診療の最前線に立つ中で感じたこと、疑問に思うこと(時々は愚痴も)を発信します。

この記事を読んでいる人におすすめ