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混沌の医療従事者向け新型コロナワクチン接種

 東京都は、医療従事者を対象とした新型コロナウイルスワクチンの予防接種において「連携型接種施設」を募集している。そのため、医師会の会員医師から関連する問い合わせがかなり増えた。

「コロナウイルスのワクチン接種、施設として登録した方がいいの?しない方がいいの?」
「自分のクリニックの従業員には自分で打つの?」こんな質問が毎日来ていた。

  何から伝えればいいのか わからないまま時は流れて
  浮かんでは 消えてゆく ありふれた言葉だけ


 新型コロナウイルス感染症(COVID-19)のワクチン接種事業は、「医療従事者接種」と「住民接種」は全く異なる。「医療従事者接種」は都道府県の管轄。「住民接種」は市町村区の管轄となる。ちなみに、既に報道されている医療従事者向け先行接種は国の管轄で、対象となるのは国立病院機構、地域医療機能推進機構(JCHO)、労働者健康安全機構(労災病院)の医療従事者だ。

 先行接種の対象となる医療機関以外の一般の医療従事者も、ワクチンが供給できれば3月に接種が始められると国は言う。

著者プロフィール

三浦和裕(三浦医院院長)◎みうら かずひろ氏。2004年帝京大卒。東京警察病院、聖マリアンナ医科大などを経て、2012年より現職。2017年より品川区医師会理事。日本プライマリ・ケア連合学会認定医、日本外科学会認定登録医、がん治療認定医。

連載の紹介

三浦和裕の「地区医師会感染症担当理事のホンネ(折々グチ)」
品川区医師会理事で、感染症も担当する三浦氏。普段、医師会では感染症関連の仕事は皆無だったのが、新型コロナの流行により、区内のPCRセンターの立ち上げなどに奔走し、いつの間にか、日々更新される新たな通知などを熟読し、医師会員向けに整理し直して発信する立場に。そんな三浦氏が、行政やら日本医師会、東京都医師会、学会からの膨大な情報を通読し、自身も発熱患者の診療の最前線に立つ中で感じたこと、疑問に思うこと(時々は愚痴も)を発信します。

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