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コロナで“助成金バブル”だけど、自分を見失わないで

 緊急事態宣言の発令が決まった日。診療後に新型コロナウイルス(COVID-19)の感染状況を厚生労働省のウェブサイトで確認していると、当院スタッフから「せんせー、来週からのシフトどうすればいいんですか~~~。明日までに決めてくださいね~。さよなら~」と声が掛かる。

 当院では、17時以降の受診者は地域住民よりも五反田、目黒に通勤するサラリーマンが多かった。しかしその多くが在宅勤務となったことで、17時以降の受診者は激減。ひまなので、当院スタッフには順番に時短勤務をお願いしている。

 その際、お給料の補填には雇用調整助成金を使っている。厚生労働省は2020年11月27日、12月末に期限を迎える「雇用調整助成金(特例措置)」「緊急雇用安定助成金」「新型コロナウイルス感染症対応休業支援金・給付金」の対象期間を、2021年2月末まで延長すると発表した。2回目の延長である。その上で、「休業者数・失業者数が急増するなど雇用情勢が大きく悪化しない限り、雇用調整助成金の特例措置等は、段階的に縮減を行っていく」とも表明していた。

 私はクリニック経営者として様々な助成を、国、東京都からいただいている。雇用調整助成金や感染拡大防止等支援事業、感染症対応従事者慰労金交付事業、東京都オンライン医療相談・診療等環境整備補助事業などなど、だ。

著者プロフィール

三浦和裕(三浦医院院長)◎みうら かずひろ氏。2004年帝京大卒。東京警察病院、聖マリアンナ医科大などを経て、2012年より現職。2017年より品川区医師会理事。日本プライマリ・ケア連合学会認定医、日本外科学会認定登録医、がん治療認定医。

連載の紹介

三浦和裕の「地区医師会感染症担当理事のホンネ(折々グチ)」
品川区医師会理事で、感染症も担当する三浦氏。普段、医師会では感染症関連の仕事は皆無だったのが、新型コロナの流行により、区内のPCRセンターの立ち上げなどに奔走し、いつの間にか、日々更新される新たな通知などを熟読し、医師会員向けに整理し直して発信する立場に。そんな三浦氏が、行政やら日本医師会、東京都医師会、学会からの膨大な情報を通読し、自身も発熱患者の診療の最前線に立つ中で感じたこと、疑問に思うこと(時々は愚痴も)を発信します。

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