睡眠薬に限らず、抗うつ薬、鎮痛薬など中枢神経系に作用する薬物の中には、プラセボ効果やノセボ効果の大きいものが多数あります。改めて説明するまでもありませんが、偽薬でも実薬だと信じて服用すると一定の治療効果が出る現象がプラセボ効果、逆に偽薬にもかかわらず副作用が表れる現象がノセボ効果です。

 不眠治療でプラセボ効果やノセボ効果が最も顕著に表れるのが、睡眠薬を減らすときです。今回は、睡眠薬の減薬・中止を困難にさせている心理的要因について解説したいと思います。

臨床医を悩ませる「反跳性不眠」の正体の画像

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