不眠症に対する非薬物療法の第二の矢として考案されたのが「認知行動療法」です。欧米では30年以上にわたり多数の臨床試験が行われ、その効果が実証されています。入眠困難の改善効果に対する効果サイズは一般的な睡眠薬と同等で、しかも副作用の心配もありません。いったん習得すれば長期間にわたって効果が持続することも証明されています。

 認知行動療法(的な指導)のエッセンスは、睡眠状態や治療目標に関する誤った思い込みを正すための気づき教育(認知療法)、不眠を悪化させている誤った就床・起床習慣の修正(睡眠制限法、刺激制御法)、リラクセーション(漸進的筋弛緩法)の3つです。順にご説明しましょう。

睡眠指導をグレードアップする“隠し味”とはの画像

ログインして全文を読む