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第6回
ホントに効果あるの?「睡眠衛生指導」

2018/10/26
三島和夫(秋田大学精神科学講座)
ホントに効果あるの?「睡眠衛生指導」の画像

 前回は、慢性不眠症の「一人歩き」とそのメカニズムについてご紹介しました。「一人歩き」とは、いったん数カ月以上続く慢性不眠に陥ると、もともとの原因が解決しても不眠がなかなか治らない現象を指します。うつ病が寛解した後の残遺不眠(不眠だけが残る)などはその代表例です。

 また、慢性不眠が治りにくくなる大きな原因が、患者さんが陥りがちな「早寝」「長寝」「昼寝」などの不眠を悪化させる睡眠習慣であることにも触れました。悪しき睡眠習慣が残っていると薬物療法の効果が十分に得られないばかりか、睡眠薬に対する心理的依存や不適切な服用によって副作用が出やすくなることも分かっています。

 そこで必要になるのが……。

著者プロフィール

三島和夫(秋田大学大学院医学系研究科精神科学講座教授)●みしま かずお氏。1987年秋田大学卒。医学博士。秋田大学医学部精神科学講座助教授、米国スタンフォード大学医学部睡眠研究センター客員准教授、国立精神・神経医療研究センター睡眠・覚醒障害研究部部長を経て、2018年より現職。専門は精神医学、睡眠医学、時間生物学。日本睡眠学会理事、日本時間生物学会理事。『朝型勤務がダメな理由』(日経ナショナルジオグラフィック社 、2016)など著書多数。

連載の紹介

三島和夫の「知って得する睡眠臨床」
日本人の5人に1人が悩まされている睡眠問題。眠れない、眠いと訴える患者にどう対処するべきか、医師の悩みも少なくありません。日本睡眠学会の『睡眠薬の適正な使用と休薬のための診療ガイドライン』を取りまとめた、睡眠医療の第一人者である三島氏が、プライマリ・ケア医が押さえておくべき睡眠障害の診立て方と対処法をやさしく解説します。

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