前回は、慢性不眠症の「一人歩き」とそのメカニズムについてご紹介しました。「一人歩き」とは、いったん数カ月以上続く慢性不眠に陥ると、もともとの原因が解決しても不眠がなかなか治らない現象を指します。うつ病が寛解した後の残遺不眠(不眠だけが残る)などはその代表例です。

 また、慢性不眠が治りにくくなる大きな原因が、患者さんが陥りがちな「早寝」「長寝」「昼寝」などの不眠を悪化させる睡眠習慣であることにも触れました。悪しき睡眠習慣が残っていると薬物療法の効果が十分に得られないばかりか、睡眠薬に対する心理的依存や不適切な服用によって副作用が出やすくなることも分かっています。

 そこで必要になるのが……。

ホントに効果あるの?「睡眠衛生指導」の画像

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