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「まずい」「液がたれる」…不満に応える鼻噴霧ステロイド薬とは

2019/06/14
木村 奈津子(メドレー)

 スギ花粉、ヒノキ花粉ともにピークは過ぎ、カモガヤ、オオアワガエリなどのイネ科の花粉が飛散する時期になりました。イネ科はスギやヒノキと異なり、遠くまで花粉を飛ばさない特徴があるため、イネ科の雑草が多く生息している公園や空き地、河川敷付近で鼻汁などの症状が強くなる場合には、イネ科による花粉症が疑われます。

 さて、前回は「市販薬で効果がない患者さんに薬を変更するときのポイント」をお話ししました。今回は「市販薬で効果がなく薬を追加するときのポイント」について考えたいと思います。その中でも鼻噴霧ステロイド薬の効果的な使い方のポイントを中心にお話します。

抗ヒスタミン薬に追加する薬の選び方
 市販薬を使っている花粉症患者が「効果がない」と受診してきて、処方薬を追加する場面は少なくありません。こういった場合、患者が使用している市販薬の多くは、抗ヒスタミン薬です。まず追加を検討する主な薬剤としては次のものがあります。

著者プロフィール

メドレー社の運営するオンライン医療事典「MEDLEY」の編集メンバーがリレー形式で執筆します。監修は園田唯(メドレー社医療監修、医師)が行います。

連載の紹介

総復習!花粉症診療
日本人の約3割が悩まされる花粉症。この連載では、そんな花粉症の治療薬の使い分けから近年盛んになっている舌下免疫療法、手術の選択肢からピットフォールまでを考えていきます。

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