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喘息バイオ製剤の使いどころと使い分け

2020/01/20
福田 健介(メドレー、呼吸器内科医師)

 抗IL-4/13受容体抗体であるデュピクセント(一般名デュピルマブ)が2019年3月に気管支喘息に対して適応追加承認され、喘息で使えるバイオ製剤は4種類となりました(関連記事)。

 喘息患者のうち5~10%は、高用量の吸入ステロイド(ICS)を中心とした各種治療薬の併用を要する難治性喘息とされています。難治性喘息の中には、こうした高強度の治療でもコントロール困難な症例もあり、次の一手としてバイオ製剤の使用が急速に広がっています。最近は、クリニックなどプライマリ・ケア領域での処方も散見されるようになってきました。

 バイオ製剤間の直接比較試験は存在しないため、添付文書上の適応を満たしていればどのバイオ製剤を使っても問題ないのでしょうが、今回のコラムでは今あるエビデンスに私見を混ぜつつ、クリニカル・クエスチョン形式で、各製剤のベターな使い方を考察したいと思います。

著者プロフィール

メドレー社の運営するオンライン医療事典「MEDLEY」の編集メンバーがリレー形式で執筆します。監修は園田唯(メドレー社医療監修、医師)が行います。

連載の紹介

喘息・咳喘息診療アップデート
喘息・咳喘息診療は日々進歩しています。この連載では最新の知見を基に、増え続ける吸入薬の使い分け、COPDオーバーラップの扱い、抗体製剤や気管支熱形成術の適用、専門医紹介のタイミングなどを紹介します。

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