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コモンだが治療は十人十色の咳嗽診療(後編)
咳喘息にはどの吸入薬を処方する?

2019/09/02
福田 健介(メドレー、呼吸器内科医師)

 プライマリ・ケア領域において咳嗽は最もコモンな主訴の1つですが、正確な診断をして適切な治療を行うのは一筋縄ではいきません。

 後編の今回は、前編に引き続き『咳嗽・喀痰の診療ガイドライン2019』(以下、ガイドライン)を基に、長引く咳嗽の原因疾患の横綱とも言える咳喘息に関して、ベターな吸入療法を考えてみます。

 β2刺激薬の反応性も確認でき、咳喘息に対する吸入薬を処方しよう、となったときに何を処方すればいいでしょうか? 2019年9月現在、咳喘息に用いられる吸入ステロイド薬(ICS)+長時間作用型β2刺激薬(LABA)、あるいはICS単剤には以下のものがあります(表1)。

著者プロフィール

メドレー社の運営するオンライン医療事典「MEDLEY」の編集メンバーがリレー形式で執筆します。監修は園田唯(メドレー社医療監修、医師)が行います。

連載の紹介

喘息・咳喘息診療アップデート
喘息・咳喘息診療は日々進歩しています。この連載では最新の知見を基に、増え続ける吸入薬の使い分け、COPDオーバーラップの扱い、抗体製剤や気管支熱形成術の適用、専門医紹介のタイミングなどを紹介します。

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