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コモンだが治療は十人十色の咳嗽診療(前編)
咳嗽診療、どこから「本気」を出す?

2019/08/19
福田 健介(メドレー、呼吸器内科医師)
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 「3日前から咳と痰? メジコンとムコダインで」
 「先月から咳が続いている? じゃあシムビコートを」
 「黄色い痰が多い? それではクラリスも」

 プライマリ・ケア領域において咳や痰は最もコモンな主訴の1つであり、上記のようなシチュエーションは全国で毎日見られるものです。しかし、咳や痰の鑑別診断は多く、治療法についても近年、吸入薬をはじめとした選択肢が増え、呼吸器内科医ですら食傷気味かもしれません。

 今回は日本呼吸器学会の『咳嗽・喀痰の診療ガイドライン2019』(以下、ガイドライン)を基に、長引く咳の原因として代表格である咳喘息を中心に、ベターな成人咳嗽診療について前編・後編に分けて考えてみたいと思います。

著者プロフィール

メドレー社の運営するオンライン医療事典「MEDLEY」の編集メンバーがリレー形式で執筆します。監修は園田唯(メドレー社医療監修、医師)が行います。

連載の紹介

喘息・咳喘息診療アップデート
喘息・咳喘息診療は日々進歩しています。この連載では最新の知見を基に、増え続ける吸入薬の使い分け、COPDオーバーラップの扱い、抗体製剤や気管支熱形成術の適用、専門医紹介のタイミングなどを紹介します。

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