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医療制度改革のヒントを探る

第15回
「もうコンビニ受診はやめてくれ!」
読者の意見から

 第15回では、第8回から第14回までを参考に、日経メディカル オンライン読者に対して行った調査の結果を紹介する。これまでの連載では、医療サービスを過剰利用していないか、病床数が供給を生んでいるのではないか、医療資源の配分は適当かなどについて論じてきた。

 そこで今回は、「医療サービスはどこから見直すべきか?」を読者に聞いた。回答として、「患者による医療サービスの過剰利用」「医療資源(病院・医師)の配置の偏り」「非効率な病院経営」など4つの選択肢を用意。その結果、1657件の回答が寄せられ、医療サービスの見直しのためには、患者の医療サービスの過剰な利用を制限すべきと考える読者が半数以上(55.3%)にのぼることが分かった。

 続いて挙がったのは「医療資源(病院・医師)の配置の偏り」(21.2%)だった。「非効率な病院経営」(7.9%)、「多すぎる病床数」(2.1%)という回答は1割以下。フリーアクセスを制限するなど、まずは患者の受診のあり方を規制しなければならないと考える医師が多いようだ。

著者プロフィール

ルードヴィヒ・カンツラ(マッキンゼー・アンド・カンパニー・インク・ジャパン)●オックスフォード大学にて経済学修士・博士号取得。1995年より日本在住。2001年マッキンゼー入社。アジア諸国(主に日本)でのヘルスケア分野を主に担当。

連載の紹介

医療制度改革のヒントを探る
マッキンゼーが、日本国内の医療制度について2008年末に独自にまとめたレポート「医療制度改革の視点」の内容を順次紹介していきます。ぜひ一緒に考えてみてください。本連載の意義と目的については、こちらをご覧ください。

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