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医療制度改革のヒントを探る

第1回
なぜ医療制度を改革する必要があるのか

2010/04/20
ルードヴィヒ・カンツラ(マッキンゼー・アンド・カンパニー・インク・ジャパン)

1.医療費の増加
 日本の国民医療費の増加については、既にさまざまな機関が将来の医療費を試算し、推定値を出している。マッキンゼーでも独自の前提条件と算定手法を用いて、2035年までの試算を行った。これによると、日本の医療費は2005年の33兆円(GDP比6.6%)から、2020年には56~62兆円(GDP比9.6~10.2%)、2035年には85~92兆円(GDP比12.2~13.8%)に達すると予測される。30年後には、GDPに占める医療費の割合は現在の2倍に増大する計算となる。

著者プロフィール

ルードヴィヒ・カンツラ(マッキンゼー・アンド・カンパニー・インク・ジャパン)●オックスフォード大学にて経済学修士・博士号取得。1995年より日本在住。2001年マッキンゼー入社。アジア諸国(主に日本)でのヘルスケア分野を主に担当。

連載の紹介

医療制度改革のヒントを探る
マッキンゼーが、日本国内の医療制度について2008年末に独自にまとめたレポート「医療制度改革の視点」の内容を順次紹介していきます。ぜひ一緒に考えてみてください。本連載の意義と目的については、こちらをご覧ください。

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