日経メディカルのロゴ画像

第17回 柴葛解肌湯
コロナ禍で活躍する漢方薬「柴葛解肌湯」の実力

2022/04/11
松田 正(みさとファミリークリニック院長)

 新型コロナウイルス感染症COVID-19)の第6波が始まってから約3カ月が経過しました。1~3月の当院におけるPCR検査陽性者(無症状者は含まず)は約600人に上りました。オミクロン株感染者に対する漢方薬治療の詳細な解析結果は、今秋以降、国内外の学会において発表する予定です。

 当院では、COVID-19患者に対して柴葛解肌湯(さいかつげきとう、葛根湯[かっこんとう]と小柴胡湯加桔梗石膏[しょうさいことうかききょうせっこう]の併用)を頻用してきました。今回は、柴葛解肌湯の歴史と活用法についてご紹介するとともに、第6波における当院での漢方薬治療の概要について振り返ります。

著者プロフィール

松田 正(みさとファミリークリニック[埼玉県三郷市]院長)●まつだ ただし氏。1987年日本大学医学部卒。1991年日本大学大学院医学研究科博士課程修了。1990~92年にかけて米国アイオワ大学心臓血管研究所に留学。日本大学医学部内科学兼任講師を経て、2006年にみさとファミリークリニックを開業。もともと漢方薬は全く使用していなかったが、大野修嗣氏(元日本東洋医学会副会長)との出会いから、漢方の可能性に目覚める。大野氏に師事しながら、頭痛をはじめ内科・小児科領域の様々な疾患に対して漢方薬による治療を実践している。

連載の紹介

松田正の「急性疾患にこそ漢方薬を!」
「漢方薬は急性疾患にこそ有用!」という松田氏が、漢方薬の効果を速やかに引き出す「タイミングと用量のコツ」を交えながら、明日の急性期診療にすぐに役立つ漢方薬の使い方を紹介します。ぜひ読者の先生方にも試していただき、ご感想やより良い使い方のご提案をお待ちしています。

この記事を読んでいる人におすすめ