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第16回 便秘
キーワードで使い分ける「便秘+α」への漢方

2022/03/28
松田 正(みさとファミリークリニック院長)

 便秘に用いる漢方薬ほど、体質改善効果を実感できる漢方薬はないかもしれません。というのも、西洋薬の緩下薬を使用すると徐々に増量が必要となり、タキフィラキシーに陥るケースも多いのですが、漢方薬の場合にはお通じが改善し、徐々に漢方薬を減量できることが多く、廃薬(内服中止)できる場合もままあるからです。

 便秘に対する漢方薬もたくさん種類があるのですが、ただ便秘だけを治すだけではない「緩下薬+α」の効果もとても重要で、そちらのキーワードから漢方薬を選択する方法もあり得ます。小建中湯(しょうけんちゅうとう)だけではない、心と体は一体であるという「心身一如(しんしんいちにょ)」の効果を実感できる漢方薬による、便秘治療の世界にお招きしましょう。

著者プロフィール

松田 正(みさとファミリークリニック[埼玉県三郷市]院長)●まつだ ただし氏。1987年日本大学医学部卒。1991年日本大学大学院医学研究科博士課程修了。1990~92年にかけて米国アイオワ大学心臓血管研究所に留学。日本大学医学部内科学兼任講師を経て、2006年にみさとファミリークリニックを開業。もともと漢方薬は全く使用していなかったが、大野修嗣氏(元日本東洋医学会副会長)との出会いから、漢方の可能性に目覚める。大野氏に師事しながら、頭痛をはじめ内科・小児科領域の様々な疾患に対して漢方薬による治療を実践している。

連載の紹介

松田正の「急性疾患にこそ漢方薬を!」
「漢方薬は急性疾患にこそ有用!」という松田氏が、漢方薬の効果を速やかに引き出す「タイミングと用量のコツ」を交えながら、明日の急性期診療にすぐに役立つ漢方薬の使い方を紹介します。ぜひ読者の先生方にも試していただき、ご感想やより良い使い方のご提案をお待ちしています。

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