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第4回 葛根湯
葛根湯医者になろう──かぜから新型コロナまで

2021/10/04
松田 正(みさとファミリークリニック院長)

 落語に「葛根湯医者」という噺があり、頭痛にも腹痛にも、何でもかんでも葛根湯(かっこんとう)を勧めるやぶ医者をやゆする内容となっています。が、私は自他ともに認める「葛根湯医者」で、葛根湯の守備範囲の広さと有効性に魅了されています。

 「葛根湯は古臭いかぜ薬」というイメージがあるかもしれません。しかし、ちょっとしたコツをつかめば、葛根湯は大化けする頼もしい漢方薬で、その守備範囲は最新の疾患ともいえる新型コロナウイルス感染症(COVID-19)にまで及びます。葛根湯の実力を、若手医師(医師Y)とその先輩の「葛根湯医者」(医師Z)とのやり取りを通してご紹介します。このコラムを読み終わる頃には、あなたもまた葛根湯医者の一人になっていただけたらうれしい限りです。


著者プロフィール

松田 正(みさとファミリークリニック[埼玉県三郷市]院長)●まつだ ただし氏。1987年日本大学医学部卒。1991年日本大学大学院医学研究科博士課程修了。1990~92年にかけて米国アイオワ大学心臓血管研究所に留学。日本大学医学部内科学兼任講師を経て、2006年にみさとファミリークリニックを開業。もともと漢方薬は全く使用していなかったが、大野修嗣氏(元日本東洋医学会副会長)との出会いから、漢方の可能性に目覚める。大野氏に師事しながら、頭痛をはじめ内科・小児科領域の様々な疾患に対して漢方薬による治療を実践している。

連載の紹介

松田正の「急性疾患にこそ漢方薬を!」
「漢方薬は急性疾患にこそ有用!」という松田氏が、漢方薬の効果を速やかに引き出す「タイミングと用量のコツ」を交えながら、明日の急性期診療にすぐに役立つ漢方薬の使い方を紹介します。ぜひ読者の先生方にも試していただき、ご感想やより良い使い方のご提案をお待ちしています。

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