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第10回 慢性腎臓病(CKD)
進行させないCKD診療、透析導入を減らそう

2014/11/28
近藤朗子(東京医療センター総合内科)


症例の経過~その1~
52歳男性。数年前から会社の健康診断で血尿・蛋白尿を指摘されていたが、特に医療機関は受診していなかった。今年も健康診断で尿所見異常を指摘され外来を受診した。既往としては、40歳頃から収縮期血圧160~180mmHg台の高血圧と肥満(BMI 32)を指摘されていたが、特に治療は受けていなかった。学校検診での尿所見異常はなく、今まで肉眼的血尿の自覚もなく、腎疾患の家族歴もなかった。初回受診時、尿沈渣で赤血球5~9/HF、尿蛋白1+,尿素窒素(BUN)43.7mg/dL, クレアチニン(Cre)1.02mg/dL、推算糸球体濾過量(eGFR)61.3mL/min/1.73m2とCKD G2A3の状態であった。経過から緊急性はないと判断し一般的な降圧、減量と食事に関する指導を行い、次回受診時には早朝尿の提出を予定し、4週間後の外来受診を指示した。

著者プロフィール

山田康博氏を筆頭に、東京医療センター(東京都目黒区)総合内科の若手スタッフ、シニアレジデントが中心となって執筆を担当。同科臨床研修科医長の尾藤誠司氏らが監修を務める。

連載の紹介

実践!内科メンテナンス外来
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