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第9回 糖尿病
Stop!「HbA1c外来」
ありがちだが効果的でない糖尿病患者指導とは?

2014/10/03
藤田麻衣子(東京医療センター総合内科)


症例の経過~その1~
 64歳女性、専業主婦。夫、夫の母親との3人暮らしで、夫の母親の介護中。3ヵ月前、3年ぶりに健康診断を受けたところ、高血糖を指摘され、医療機関を受診した。初診時の空腹時採血の結果は、血糖値180mg/dL、HbA1c 8.0%、TG 220mg/dL、LDL-C 165mg/dLであった。自覚症状は特になし。身長155cm、体重57kg、BMI 23.7。
 聞けば、患者は就寝前にアイスクリームか大福を食べることが習慣となっており、運動習慣はほとんどない。20歳の時の体重は48kgだったが、出産後から増加傾向で、特にここ数年で5kg以上増加した。抗GAD抗体陰性、腹部エコー異常なし、血中Cペプチド4ng/mL、尿蛋白は陰性であった。眼科受診にて網膜症は認めなかった。

著者プロフィール

山田康博氏を筆頭に、東京医療センター(東京都目黒区)総合内科の若手スタッフ、シニアレジデントが中心となって執筆を担当。同科臨床研修科医長の尾藤誠司氏らが監修を務める。

連載の紹介

実践!内科メンテナンス外来
第一線のプライマリケアで頻繁に遭遇する疾患を中心に、継続(=メンテナンス)外来診療のポイントを解説。「何となく」やってきた継続外来を見直し、治療内容の変更や介入のポイントなど中心に標準的な治療を検討していきます。

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