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Time in Rangeがついた嘘? 低血糖研究に潜む罠とは

2020/09/30
前田 泰孝(南昌江内科クリニック/一般社団法人南糖尿病臨床研究センター)

 「低血糖は悪だ」──。糖尿病専門医だけでなく、少しでも血糖について学んだ方ならば、恐らく誰もが知っていることでしょう。低血糖は、それ自体が突然死の原因になるだけではなく、意識障害による事故が様々な状況下において悲劇をもたらす可能性があるため、絶対に避けなければならない“急性”合併症です。

著者プロフィール

前田泰孝(南昌江内科クリニック/南糖尿病臨床研究センターセンター長)●まえだやすたか氏。2002年九州大学卒業、03年福岡逓信病院、04年済生会福岡総合病院、05年九州大学大学院医学系学府博士課程入学、10年九州大学病院内分泌代謝・糖尿病内科助教、12年米ハーバード大学医学部附属ジョスリン糖尿病センター客員研究員、15年九州大学レドックスナビ研究拠点特任助教などを経て17年から南昌江内科クリニック糖尿病臨床研究センターセンター長。19年に一般社団法人南糖尿病臨床研究センター設立、同理事長を兼任。

連載の紹介

前田泰孝の「血糖の小窓から人を診る」
糖尿病のマネジメントに最も汎用されるのが、過去2~3カ月の血糖を反映する指標であるHbA1c。しかし近年、持続グルコースモニタリング(CGM)の登場により、HbA1cにとどまらない血糖評価・管理法が広がり始めています。個々の患者の病態の特徴を捉え、治療・指導を最適化する試みを紹介します。

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