はじめまして。呼吸器内科医の山口哲生です。
肺癌検診でも一般診療でも、胸部X線写真の読影スキルは必須だが、しっかりトレーニングを受ける機会は少ない。胸部X線写真の読影スキルを身に付けるには「習うより慣れろ」が基本。価値のある胸部X線写真を数多く読むことが必要だ。そうした思いから今回、この連載を始めることにした。
ここでは、肺癌検診に30年以上携わってきた私が経験した症例の中から、選りすぐりの胸部X線写真を提示する。アナログフィルムから起こしたものもある。実際に検診の現場に自分がいるつもりで、読影に取り組んでみてほしい。
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著者プロフィール
やまぐち てつお氏〇1978年千葉大学卒。千葉大学呼吸器内科講師・医局長を経て、1989年からJR東京総合病院呼吸器内科医長、1992年から部長、2008~2015年に副院長兼呼吸器センター長を務める。2015年から現職。サルコイドーシス専門外来も開いている。

連載の紹介
山口哲生の「目指せ!肺癌検診の達人」
複数の自治体で肺癌検診の読影に携わり、肺癌検診読影従事者と若手呼吸器内科医を対象に胸部X線写真の読影法を指導してきたほか、「人の肺(ハい)読影法」を考案した山口哲生氏が肺癌検診クイズを出題。あなたの胸部X線読影スキルを劇的に向上させる。
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