日経メディカルのロゴ画像

北九州市小倉北区
小倉記念病院「レストラン オーエンオー」

2006/07/14

写真1 定番メニューのサバヌカ定食(850円)

 紫川のほとりに建つ社会保険小倉記念病院は循環器疾患に特に力を入れていることで知られている。訪れたのは、一般用レストラン「レストラン オーエンオー」。レストランは道路に面した2階建ての別棟にあって、渡り廊下で外来棟につながっている。2階は病院職員の談話・休憩室になっている。窓から見える大型団地と高速道路は殺風景だが、紫川は涼しげだ。

 今回は、入口のガラスケースにあった定番メニューから、東京ではお目にかかれない「サバヌカ定食」(850円)を選んだ。580kcalとヘルシーメニューである。恥ずかしながら試食した時点ではどんなものか知らず、レジの女性にサバ味噌煮との違いを聞いてみた。答えは、「サバをぬかで炊いたものです」と一言。謎が解けたわけではなかったが、食べてみることにした。小倉名物であることは後で知った。

 食券方式だがテーブルで待てばよい。下膳も不要。午後1時半を回っていたが、合席で撮影するわけにもいかないので、5分ほど待って空いた2人席に座った。90席と規模は大きめだが、ちょっとしたコンサートくらいは開催できそうな店内はゆったりしている。1人で食事をしている入院患者さんが数人いたのは、たまには病棟給食以外のものを食べたいという気分転換なのだろう。

 注文した定食メニューはメインのさばぬか炊きのほか、ご飯、味噌汁、冷や奴、茶碗蒸し、おしんこがセットになっている。

 さばぬか炊きは独特な風味だった。骨を取った半身のサバにたっぷりと濃い色のタレがかかっている。しょうゆとミリンか酒でいったんサバを煮て、煮詰めた煮汁とぬかみそを合わせてサバにかけ、炊いたもののようだ。サバは水気が抜け、一夜干しのような食感になっている。よく味が染みてちょうどサンマの蒲焼きのような感じだ。かかっているタレは実に複雑な味わいで、青魚の滋味にぬかみそ特有の柔らかな酸味が加わり、ぬか自体の香りと粒山椒、鷹の爪が香りと味に深みを添えている。なかなかおいしい。ただし、慣れない県外の人間にとっては、もう少し薄味だったらいいのに、というのが素直な感想だ。

連載の紹介

病院ランチ食べ歩き
「日経メディカル Online」関係者が、全国各地の病院のレストランで食べ歩いたランチメニューをご紹介します。
客観的な評価指標として、(1)カロリー・塩分表示があるか?(2)白衣の職員を見かけたか?(3)禁煙か? の3点をチェック。雰囲気、メニューの豊富さ、価格、食器、味などに関する主観的なコメントも付記しています。

この記事を読んでいる人におすすめ