
肺結核を否定するときには、「3連痰が陰性であること」を確認しなさいと昔から教えられてきました。これは、喀痰検査を繰り返すほど感度が上昇していき、3回陰性であれば高率に結核が否定できるためです1、2)。
ただ、呼吸器内科では塗抹陰性・培養陽性のケースもちらほらありますし、しばらく診断がつかずに何カ月か経過して塗抹陽性となる結核例も経験します。そのため、怪しいときは気管支鏡検査や胃液検査を……というのがこれまでのスタンダードでもありました3)。
肺結核を否定するときには、「3連痰が陰性であること」を確認しなさいと昔から教えられてきました。これは、喀痰検査を繰り返すほど感度が上昇していき、3回陰性であれば高率に結核が否定できるためです1、2)。
ただ、呼吸器内科では塗抹陰性・培養陽性のケースもちらほらありますし、しばらく診断がつかずに何カ月か経過して塗抹陽性となる結核例も経験します。そのため、怪しいときは気管支鏡検査や胃液検査を……というのがこれまでのスタンダードでもありました3)。
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倉原優(国立病院機構近畿中央呼吸器センター呼吸器内科)●くらはら ゆう氏。2006年滋賀医大卒。洛和会音羽病院を経て08年から現職。自身のブログ「呼吸器内科医」で論文の解説やエッセイを執筆。著書は『ねころんで読める呼吸』シリーズ、『本当にあった医学論文』シリーズ、他多数。
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