
重症新型コロナウイルス感染症(COVID-19)例においては、肺が脆弱になっていることから、他疾患同様、人工呼吸器の設定によっては圧損傷(Barotrauma)によって縦隔気腫を起こすリスクが高いとされています1)。
今回紹介するのはEuropean Respiratory Journalに掲載された、「COVID-19における縦隔気腫:重症COVID-19肺炎のフェノタイプか? 英国POETICサーベイの結果(Pneumomediastinum in COVID-19: a phenotype of severe COVID-19 pneumonitis? The results of the United Kingdom [POETIC] survey.)」(Melhorn J, et al. Eur Respir J. 2022 Feb 10;2102522.)です。