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European Respiratory Journalから
ありそうでなかった、マスクと呼吸困難に関する研究

2021/11/22
倉原優(近畿中央呼吸器センター)

 私の外来には呼吸困難を有している慢性呼吸器疾患の患者さんがたくさんいます。新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の影響で“マスク社会”になったことで、呼吸するのがさらに大変になったという声をよく聞きます。

 一方で、酸素療法中の患者さんの場合、マスク装着によって吸入酸素濃度が増え、逆に呼吸困難を感じにくくなったという人もいます。

 さて、今回のコラムですが、結論から言えばフェイスマスクを付けると呼吸困難は悪化するようです。……当然と言えば当然なのですが、これまでマスクと呼吸困難に関するきちんとした研究を目にしたことがなかったのでご紹介します。

著者プロフィール

倉原優(国立病院機構近畿中央呼吸器センター呼吸器内科)●くらはら ゆう氏。2006年滋賀医大卒。洛和会音羽病院を経て08年から現職。自身のブログ「呼吸器内科医」で論文の解説やエッセイを執筆。著書は『ねころんで読める呼吸』シリーズ、『本当にあった医学論文』シリーズ、他多数。

連載の紹介

Dr.倉原の呼吸器論文あれこれ
倉原氏は、呼吸器病棟で活躍する医師。呼吸器診療に携わる医療従事者が知っておくべき薬や治療、手技の最新論文の内容を、人気ブログ「呼吸器内科医」の著者が日々の診療で培った知見と共に解説します。呼吸器診療の最先端を学べる臨床連載です。

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