日経メディカルのロゴ画像

Tanaffos誌から
吸引処置によってカフ圧は「上がって下がる」

2021/11/11
倉原優(近畿中央呼吸器センター)

 気管チューブのカフ圧は最適な範囲に保つ必要がありますが、看護の処置によってはこれが変動することがあります。その最たるものは、気道分泌物の吸引処置です。今回紹介する研究は、人工呼吸管理を受けている患者さんにおいて、吸引処置がカフ圧に与える影響を調べたものです。

 紹介する論文はTanaffos誌に掲載された、「人工呼吸管理中の患者におけるカフ圧に吸引処置が与える影響:準実験的研究(Effect of Tracheal Suctioning on Cuff Pressure in Mechanically Ventilated Patients: a Quasi-Experimental Study)」(Nazari R, et al. Tanaffos. 2021 Jan;20(1):22-8.)です。

著者プロフィール

倉原優(国立病院機構近畿中央呼吸器センター呼吸器内科)●くらはら ゆう氏。2006年滋賀医大卒。洛和会音羽病院を経て08年から現職。自身のブログ「呼吸器内科医」で論文の解説やエッセイを執筆。著書は『ねころんで読める呼吸』シリーズ、『本当にあった医学論文』シリーズ、他多数。

連載の紹介

Dr.倉原の呼吸器論文あれこれ
倉原氏は、呼吸器病棟で活躍する医師。呼吸器診療に携わる医療従事者が知っておくべき薬や治療、手技の最新論文の内容を、人気ブログ「呼吸器内科医」の著者が日々の診療で培った知見と共に解説します。呼吸器診療の最先端を学べる臨床連載です。

この記事を読んでいる人におすすめ