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多発性筋炎/皮膚筋炎(PM/DM)における間質性肺炎の有病率は?
Seminars in Arthritis and Rheumatism誌から

2021/04/13
倉原優(近畿中央呼吸器センター)

 新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の肺炎と鑑別が難しいものに、多発性筋炎/皮膚筋炎(PM/DM)による間質性肺炎(ILD)があります。特に急速進行性のPM/DM-ILDは、コロナ禍では診断のハードルがなかなか高くなっています。

 原因はともかく、肺に起こっている現象は両者とも類似しているところがあって、肺が広範囲にダメージを受けていることが想像されます。容易に急性呼吸窮迫症候群(ARDS:急性呼吸促迫症候群とも)に至りますが、重症化リスク因子として、COVID-19とPM/DM-ILDのいずれにおいても、フェリチン上昇が挙げられています1-4)

 今回紹介するのは、Seminars in Arthritis and Rheumatism誌に掲載された、「多発性筋炎/皮膚筋炎における間質性肺疾患の有病率(Prevalence of interstitial lung disease in polymyositis and dermatomyositis: A meta-analysis from 2000 to 2020.)」です(Sun KY, et al. Semin Arthritis Rheum. 2020 Dec 28;51(1):175-91.)。

著者プロフィール

倉原優(国立病院機構近畿中央呼吸器センター呼吸器内科)●くらはら ゆう氏。2006年滋賀医大卒。洛和会音羽病院を経て08年から現職。自身のブログ「呼吸器内科医」を基に『ねころんで読める呼吸のすべて』(2015年)、『咳のみかた、考えかた』(2017年)などの書籍を刊行している。

連載の紹介

Dr.倉原の呼吸器論文あれこれ
倉原氏は、呼吸器病棟で活躍する医師。呼吸器診療に携わる医療従事者が知っておくべき薬や治療、手技の最新論文の内容を、人気ブログ「呼吸器内科医」の著者が日々の診療で培った知見と共に解説します。呼吸器診療の最先端を学べる臨床連載です。

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