
慢性気管支炎型の慢性閉塞性肺疾患(COPD)患者さんでは喀痰の症状が強いため、より高張な液体をネブライザー吸入することによって、喀痰排出がラクになるのではないかという都市伝説があります。嚢胞性線維症のような重度の喀痰症状を呈する疾患では、高張食塩水のネブライザー吸入の有効性が実際に報告されています1、2)。
COPDにおけるそんな仮説を検証した貴重な論文が発表されました。
慢性気管支炎型の慢性閉塞性肺疾患(COPD)患者さんでは喀痰の症状が強いため、より高張な液体をネブライザー吸入することによって、喀痰排出がラクになるのではないかという都市伝説があります。嚢胞性線維症のような重度の喀痰症状を呈する疾患では、高張食塩水のネブライザー吸入の有効性が実際に報告されています1、2)。
COPDにおけるそんな仮説を検証した貴重な論文が発表されました。
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倉原優(国立病院機構近畿中央呼吸器センター呼吸器内科)●くらはら ゆう氏。2006年滋賀医大卒。洛和会音羽病院を経て08年から現職。自身のブログ「呼吸器内科医」を基に『ねころんで読める呼吸のすべて』(2015年)、『咳のみかた、考えかた』(2017年)などの書籍を刊行している。
2021/01/26
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2020/11/24