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無治療の肺MAC症の死亡率
Respiratory Medicine誌から

2020/10/13
倉原優(近畿中央呼吸器センター)

 先月、2回に分けてお書きしたように、肺非結核性抗酸菌症(肺NTM症)に対するガイドラインが改訂され、肺MAC(Mycobacterium avium complex)症に対しては、適応を見定めつつ、積極的に治療介入することが推奨されています(ガイドラインの解説記事前編後編)。

 今回紹介するのは、Respiratory Medicine誌に掲載された、「初期治療を受けなかった肺MAC症患者の臨床経過とリスク因子(Clinical course and risk factors of mortality in Mycobacterium avium complex lung disease without initial treatment.)」です(Wang PH, et al. Respir Med. 2020 Jun 25;171:106070. doi: 10.1016/j.rmed.2020.106070.)。

著者プロフィール

倉原優(国立病院機構近畿中央呼吸器センター呼吸器内科)●くらはら ゆう氏。2006年滋賀医大卒。洛和会音羽病院を経て08年から現職。自身のブログ「呼吸器内科医」を基に『ねころんで読める呼吸のすべて』(2015年)、『咳のみかた、考えかた』(2017年)などの書籍を刊行している。

連載の紹介

Dr.倉原の呼吸器論文あれこれ
倉原氏は、呼吸器病棟で活躍する若手医師。呼吸器診療に携わる医療従事者が知っておくべき薬や治療、手技の最新論文の内容を、人気ブログ「呼吸器 内科医」の著者が日々の診療で培った知見と共に解説します。呼吸器診療の最先端を学べる臨床連載です。

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