日経メディカルのロゴ画像

電子たばこは肺機能と気道炎症を悪化させる
Respirology誌から

2020/06/09
倉原優(近畿中央呼吸器センター)

 私の外来には、紙巻きたばこをやめて、加熱式たばこや電子たばこに移行している人がチラホラいます。一般的なイメージとして、これら新型たばこは紙巻きたばこより健康的だと思われているようです。リスク認識がない若者は、新型たばこだけでなく、結局のところ複数のたばこを吸うことになってしまうという懸念もあります1)

 今回紹介するのは、Respirology誌に掲載された「健常者と喘息患者における肺機能と気道炎症に電子たばこが与える急性的影響(Acute effects of e-cigarette vaping on pulmonary function and airway inflammation in healthy individuals and in patients with asthma.)」という論文です(Kotoulas SC, et al. Respirology. 2020 Apr 2. doi: 10.1111/resp.13806.)。

著者プロフィール

倉原優(国立病院機構近畿中央呼吸器センター呼吸器内科)●くらはら ゆう氏。2006年滋賀医大卒。洛和会音羽病院を経て08年から現職。自身のブログ「呼吸器内科医」を基に『ねころんで読める呼吸のすべて』(2015年)、『咳のみかた、考えかた』(2017年)などの書籍を刊行している。

連載の紹介

Dr.倉原の呼吸器論文あれこれ
倉原氏は、呼吸器病棟で活躍する若手医師。呼吸器診療に携わる医療従事者が知っておくべき薬や治療、手技の最新論文の内容を、人気ブログ「呼吸器 内科医」の著者が日々の診療で培った知見と共に解説します。呼吸器診療の最先端を学べる臨床連載です。

この記事を読んでいる人におすすめ