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吸入ステロイドの知られざる副作用「軟化症」
CHEST誌から

2020/04/27
倉原優(近畿中央呼吸器センター)

 吸入ステロイド(ICS)の副作用としては、肺炎(軽症例が多く、死亡リスクは上昇させない)、口腔内カンジダ症、嗄声、1cm程度の身長低下(小児期からの使用)などが知られています。

 しかしもう1つ、知られざる副作用があります。それが気管気管支軟化症です。その名の通り、気管や気管支が軟化してしまう病態のことです。軟化すると、息切れや喘鳴がさらに悪化してしまうことがあります。

著者プロフィール

倉原優(国立病院機構近畿中央呼吸器センター呼吸器内科)●くらはら ゆう氏。2006年滋賀医大卒。洛和会音羽病院を経て08年から現職。自身のブログ「呼吸器内科医」を基に『ねころんで読める呼吸のすべて』(2015年)、『咳のみかた、考えかた』(2017年)などの書籍を刊行している。

連載の紹介

Dr.倉原の呼吸器論文あれこれ
倉原氏は、呼吸器病棟で活躍する若手医師。呼吸器診療に携わる医療従事者が知っておくべき薬や治療、手技の最新論文の内容を、人気ブログ「呼吸器 内科医」の著者が日々の診療で培った知見と共に解説します。呼吸器診療の最先端を学べる臨床連載です。

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