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気道可逆性では喘息とCOPDを鑑別できない
European Respiratory Journalから

2019/08/12
倉原優(近畿中央呼吸器センター)
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 気道可逆性検査は市中病院の呼吸器内科では毎日のように行われている検査で、慢性閉塞性肺疾患(COPD)と喘息を鑑別する上で有用とされています。具体的には、サルブタモールなどの短時間作用性β2刺激薬を2吸入ほど吸ってもらい、その前後で1秒量がどのくらい変化するかを観察します。ベースラインから、12%かつ200mL以上の改善があれば、「気道可逆性あり」という判断になります。

著者プロフィール

倉原優(国立病院機構近畿中央呼吸器センター呼吸器内科)●くらはら ゆう氏。2006年滋賀医大卒。洛和会音羽病院を経て08年から現職。自身のブログ「呼吸器内科医」を基に『ねころんで読める呼吸のすべて』(2015年)、『咳のみかた、考えかた』(2017年)などの書籍を刊行している。

連載の紹介

Dr.倉原の呼吸器論文あれこれ
倉原氏は、呼吸器病棟で活躍する若手医師。呼吸器診療に携わる医療従事者が知っておくべき薬や治療、手技の最新論文の内容を、人気ブログ「呼吸器 内科医」の著者が日々の診療で培った知見と共に解説します。呼吸器診療の最先端を学べる臨床連載です。

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