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呼吸器内科医の勤務状況をまとめた珍しい論文
日本呼吸器学会誌から

2019/06/24
倉原優(近畿中央呼吸器センター)

 私は14年目の呼吸器内科医として、合併症の多い呼吸器疾患の患者さんがたくさん集まる急性期病院に勤務しています。呼吸器内科医の数が多く、横の連携がうまく取れているので、働きやすいと感じています。

 さて、このコーナー、たまには日本語の論文も紹介してみたいと思います。

 今日紹介する論文は、日本呼吸器学会誌に掲載された「呼吸器内科勤務医の勤務環境の現状:平成21年度調査との比較」(山谷睦雄ら, 日呼吸誌, 8(2): 81-90, 2019.)です。

 結構、攻めるテーマ! 当事者として非常に興味があります。

 この研究を立案したのは日本呼吸器学会将来計画委員会です。やや硬い印象の委員会ですが、呼吸器内科勤務医の地域間の偏在や夜間・休日の長時間勤務、拘束待機時間、当直翌日の通常勤務の常態化などの勤務状況を指摘してきた、我々呼吸器内科医にとっては素晴らしい委員会です(ここでヨイショしとく)。

 さてこの研究は、日本呼吸器学会会員や認定施設などの施設長から呼吸器内科勤務医の勤務環境を調査したものです。順に見ていきましょう。

著者プロフィール

倉原優(国立病院機構近畿中央呼吸器センター呼吸器内科)●くらはら ゆう氏。2006年滋賀医大卒。洛和会音羽病院を経て08年から現職。自身のブログ「呼吸器内科医」を基に『ねころんで読める呼吸のすべて』(2015年)、『咳のみかた、考えかた』(2017年)などの書籍を刊行している。

連載の紹介

Dr.倉原の呼吸器論文あれこれ
倉原氏は、呼吸器病棟で活躍する若手医師。呼吸器診療に携わる医療従事者が知っておくべき薬や治療、手技の最新論文の内容を、人気ブログ「呼吸器 内科医」の著者が日々の診療で培った知見と共に解説します。呼吸器診療の最先端を学べる臨床連載です。

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