
奇静脈食道陥凹。研修医時代一度は耳にしたことがあるこの言葉、胸部画像の読影から離れてしまうと「ああそんな言葉もあったな」程度の影の薄い存在になってしまいます。奇静脈食道陥凹は、その名の通り奇静脈と食道右縁に存在するくぼみのことで、呼吸器科としてはブラ形成や胸水貯留の場として覚えておく必要があります。私の胸部CT写真でその場所を提示しておきます。
奇静脈食道陥凹。研修医時代一度は耳にしたことがあるこの言葉、胸部画像の読影から離れてしまうと「ああそんな言葉もあったな」程度の影の薄い存在になってしまいます。奇静脈食道陥凹は、その名の通り奇静脈と食道右縁に存在するくぼみのことで、呼吸器科としてはブラ形成や胸水貯留の場として覚えておく必要があります。私の胸部CT写真でその場所を提示しておきます。
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倉原優(国立病院機構近畿中央呼吸器センター呼吸器内科)●くらはら ゆう氏。2006年滋賀医大卒。洛和会音羽病院を経て08年から現職。自身のブログ「呼吸器内科医」を基に『ねころんで読める呼吸のすべて』(2015年)、『咳のみかた、考えかた』(2017年)などの書籍を刊行している。
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