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European Respiratory Journalから
慢性好酸球性肺炎にステロイド6カ月は不要?

2015/03/06
倉原優

 今回は、私たち呼吸器内科医がよく遭遇する慢性好酸球性肺炎Chronic Eosinophilic PneumoniaCEP)の論文を紹介します。

 CEPという病気は、「慢性」という名前は付いていますが比較的亜急性に発症することも多く、胸部X線やCTで両肺に陰影が出るため、専門外の医師にはコワイ疾患と見えるようです。

 好酸球がからむ疾患なため、アレルギー・免疫に関連する病態には違いありませんが、これぞという原因が分からないケースの方が多いです。

 原因不明だったら「特発性」とかそういった名称を付けてもよい気もしますが、特発性肺線維症、特発性非特異性間質性肺炎など、ただでさえややこしい病名が多い呼吸器内科の疾患に、これ以上「特発性」が増えては困ってしまいますね。

著者プロフィール

倉原優(国立病院機構近畿中央呼吸器センター呼吸器内科)●くらはら ゆう氏。2006年滋賀医大卒。洛和会音羽病院を経て08年から現職。自身のブログ「呼吸器内科医」を基に『ねころんで読める呼吸のすべて』(2015年)、『咳のみかた、考えかた』(2017年)などの書籍を刊行している。

連載の紹介

Dr.倉原の呼吸器論文あれこれ
倉原氏は、呼吸器病棟で活躍する若手医師。呼吸器診療に携わる医療従事者が知っておくべき薬や治療、手技の最新論文の内容を、人気ブログ「呼吸器 内科医」の著者が日々の診療で培った知見と共に解説します。呼吸器診療の最先端を学べる臨床連載です。

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