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【連載第21回 腰痛の症例】
70歳男性、腰痛を我慢できず救急搬送

2006/11/17

症例
 70歳男性が前日の夕方より腰部から左側腹部にかけて間欠的な痛みを自覚していたが、夜中の2時ごろに我慢ができなくなったために救急搬入となった。既往歴としては、高血圧、心房細動で近医にかかっているとのことである。悪心はあるが嘔吐はなし。
 来院時、血圧:185/109mmHg、意識レベル:清明、SpO2:99%(5L/分マスク)、体温:35.6℃、左腰部叩打痛があり、心電図では心房細動が認められ、胸部X線では軽度の心拡大が認められた。
 担当医は左尿管結石を疑い、尿検査・腹部エコー・腹部X線(KUB)を施行した結果、尿潜血±、尿沈渣で赤血球1~4、腹部エコーでは水腎症はなく、KUBでも結石は認められなかった。また、血液検査では、白血球およびLDHの上昇が認められた。

Q1:次に行う検査は?
Q2:診断は?

著者プロフィール

河野寛幸(ERプロジェクト)●こうの ひろゆき氏。1986年愛媛大卒。福岡徳洲会病院救急総合診療部、救急センター長、福岡和白病院救急センター長を経て、2006年4月、救急医学教育のためにERプロジェクトを設立。

連載の紹介

【臨床講座】救急初期診療の12のポイント
救急疾患の中には、見逃すと致死的なものが少なくない。緊急的対応が求められる心血管系疾患と全身的主訴疾患を中心に、診断のポイントや初期治療のコツを紹介する。

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