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【連載第19回 背部痛の症例】
65歳男性、急に背部の激痛が出現

2006/11/03

症例
 65歳男性が約1時間前より急に背部の激痛(背部痛)を訴え始めた。その後、次第に意識レベルも低下して昏睡状態となり、手足の動きも悪く除脳硬直姿勢になったということで救急搬入された。既往歴としては、高血圧で近医にかかっているとのことである。
 来院時、血圧:80/40mmHg(右上肢で血圧測定不能)、心拍数:90回/分、意識レベル:JCS(Japan Coma Scale)Ⅲ-200、GCS(Glasgow Coma Scale)4(E1V1M2)、SpO2:94%(5L/分マスク)、体温:36.7℃、対光反射・角膜反射正常、瞳孔不同なし、四肢麻痺あり、バビンスキー反射両側陽性、頭部CT異常なし。血糖220mg/dL。

Q1:次に行う検査は?
Q2:四肢麻痺の原因疾患は?
Q3:上記疾患(Q2)の異常血管およびその状態は?
Q4:上記疾患(Q2)の原因疾患は?


著者プロフィール

河野寛幸(ERプロジェクト)●こうの ひろゆき氏。1986年愛媛大卒。福岡徳洲会病院救急総合診療部、救急センター長、福岡和白病院救急センター長を経て、2006年4月、救急医学教育のためにERプロジェクトを設立。

連載の紹介

【臨床講座】救急初期診療の12のポイント
救急疾患の中には、見逃すと致死的なものが少なくない。緊急的対応が求められる心血管系疾患と全身的主訴疾患を中心に、診断のポイントや初期治療のコツを紹介する。

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