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【連載第17回 意識障害の症例】
60歳男性、急に不穏になり暴れ出す

2006/10/20

症例
 60歳男性が急に自宅で不穏状態になったとのことで救急搬入された。不穏状態になる数十分前までは通常通りだったが、急におかしいことを言い出し、暴れ出したとのことである。このようなことは初めてで、精神科的疾患や脳卒中・てんかんの既往歴はなく、アルコールも飲んではおらず、アルコール依存症でもない。既往歴としては、高血圧と糖尿病で近医にかかっているとのことである。
 来院時は不穏がひどく、数人がかりで押さえ込まないと患者がストレッチャーから落ちてしまうような状況であり、バイタルサインのチェックは不可能であった。アルコール臭はなし。

Q1:最初に行うことは?
Q2:最初に行う検査は?
Q3:その後の方針は?

著者プロフィール

河野寛幸(ERプロジェクト)●こうの ひろゆき氏。1986年愛媛大卒。福岡徳洲会病院救急総合診療部、救急センター長、福岡和白病院救急センター長を経て、2006年4月、救急医学教育のためにERプロジェクトを設立。

連載の紹介

【臨床講座】救急初期診療の12のポイント
救急疾患の中には、見逃すと致死的なものが少なくない。緊急的対応が求められる心血管系疾患と全身的主訴疾患を中心に、診断のポイントや初期治療のコツを紹介する。

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