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【連載第9回 ショック・失神の症例】
55歳男性、失神・顔面蒼白

2006/08/25

症例
 55歳の男性が、本日朝より気分不良を訴えて自宅で横になっていた(寝ていた)。夕方になってトイレに行こうとして立ったときに失神(約数分間)を起こし、顔面蒼白となったため家族が救急車を呼び、救急搬入された。胸痛・背部痛・頭痛・腹痛・腰痛など疼痛はなく、既往歴も特にない。
 血圧:78/42mmHg、心拍数:130回/分、意識清明、SpO2:100%(5L/分マスク)、体温:36.7℃、心音・肺音に問題はなく、眼瞼結膜に貧血が見られた。血糖は180mg/dL、心電図のⅡ誘導モニターは以下の通りで、胸部X線・心エコー・腹部エコーでは問題なかった。

著者プロフィール

河野寛幸(ERプロジェクト)●こうの ひろゆき氏。1986年愛媛大卒。福岡徳洲会病院救急総合診療部、救急センター長、福岡和白病院救急センター長を経て、2006年4月、救急医学教育のためにERプロジェクトを設立。

連載の紹介

【臨床講座】救急初期診療の12のポイント
救急疾患の中には、見逃すと致死的なものが少なくない。緊急的対応が求められる心血管系疾患と全身的主訴疾患を中心に、診断のポイントや初期治療のコツを紹介する。

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