日経メディカルのロゴ画像

【連載第7回 ショックの症例】
60歳男性、絞やく感を伴う胸痛が急に出現

2006/08/11

症例
 60歳の男性が、約1時間余り前から職場で急に絞やく感を伴う胸痛が出現したため、救急車で搬入された。以前からこのような胸痛のエピソードが時々あったが、放置していたとのことだった。また、糖尿病、高脂血症で、近医にて投薬治療を受けているとのことである。
 血圧:80/40mmHg、心拍数:70回/分、意識清明、SpO2:97%(5L/分マスク)、体温:36.6℃、心音・肺音に問題はなく、頸静脈怒張が見られた。血糖は200mg/dl、12誘導心電図では、Ⅱ・Ⅲ・aVFでSTの上昇が見られ、胸部X線では問題なかった。

Q1:次に行うべき検査は?
Q2:診断と治療は?
Q3:このショックは何性か?


著者プロフィール

河野寛幸(ERプロジェクト)●こうの ひろゆき氏。1986年愛媛大卒。福岡徳洲会病院救急総合診療部、救急センター長、福岡和白病院救急センター長を経て、2006年4月、救急医学教育のためにERプロジェクトを設立。

連載の紹介

【臨床講座】救急初期診療の12のポイント
救急疾患の中には、見逃すと致死的なものが少なくない。緊急的対応が求められる心血管系疾患と全身的主訴疾患を中心に、診断のポイントや初期治療のコツを紹介する。

この記事を読んでいる人におすすめ