
こんにちは、総合南東北病院外科の中山祐次郎です。ただいま京都の方に期間限定で大学院生をやりに来ております。
少しご無沙汰してしまいましたので近況から。私が何をしていたかと申しますと、この秋はずっと論文・研究の仕事をしておりました。何を大げさにとツッコまれそうですが、書き続けていた論文をとにかく仕上げ、某雑誌に投稿するも3日でリジェクト。こんなことは初めてで、これが噂のエディターズキックという奴(エディターがちらっと見て却下とし、peer review=査読に回らないこと)か、と思いながら再投稿の準備をした訳です。再投稿って本当に嫌いです。なぜなら1ミクロンもクリエイティブじゃないのに、一生懸命次の雑誌の投稿規定を読み、「ふむふむTableはこれでFigureはこのサイズで…」と実に4時間くらいかけてやらねばならないので。恥ずかしながら再投稿経験は10回では下らないのですが、それでも慣れずにめまいを覚えながらやっております。
お金で解決しようと業者を調べると、だいたい2万円~2万5千円という相場。「ううむ、4時間かかるから時給5000円」と思うとなんとも言えず、値段はいいところ突いてきますね。しかし投稿作業は自分でやりたいし、そうなるとまた面倒で……。でも精神的苦痛が強いことを考えると、やっぱり再投稿は次から業者にしようかな、と考えております。その時間を次の研究やら執筆やらに当てた方がいいですもんね。
そんなこと言いながら次の雑誌に投稿するも、今度は4日でリジェクト。突然の頭痛に嘔吐を織り交ぜつつ、私は泣きながらまた別の雑誌に投稿したところでした。
そのさなか、別の研究をスタートし、さらに新しい研究のプロトコルを書き、ということをやっておりました。臨床研究に関してはまだ駆け出しで、「今一番成長している=一番しんどいところ」なのでしょう。同時に2、3個の研究をやりつつ、じっくり年に2本ずつくらいの論文を書いて慣れていこうと思います。千里の道も一歩から、ですね。
そうそう、Cochrane Reviewにもタイトル登録をしました。Cochraneについてはまたいずれ詳しく書きますが、とにかくタイトル登録さえすれば論文出版はほぼ決定になります。こちらも大変な時間を要しましたが、これから4年くらいかけてじっくりやっていくことになります。