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外科医がインプラント手術を経験して学んだこと

2018/12/24
中山祐次郎(総合南東北病院外科)

 こんにちは、総合南東北病院外科の中山祐次郎です。ただいま京都の方に期間限定で大学院生をやりに来ております。

 少しご無沙汰してしまいましたので近況から。私が何をしていたかと申しますと、この秋はずっと論文・研究の仕事をしておりました。何を大げさにとツッコまれそうですが、書き続けていた論文をとにかく仕上げ、某雑誌に投稿するも3日でリジェクト。こんなことは初めてで、これが噂のエディターズキックという奴(エディターがちらっと見て却下とし、peer review=査読に回らないこと)か、と思いながら再投稿の準備をした訳です。再投稿って本当に嫌いです。なぜなら1ミクロンもクリエイティブじゃないのに、一生懸命次の雑誌の投稿規定を読み、「ふむふむTableはこれでFigureはこのサイズで…」と実に4時間くらいかけてやらねばならないので。恥ずかしながら再投稿経験は10回では下らないのですが、それでも慣れずにめまいを覚えながらやっております。

 お金で解決しようと業者を調べると、だいたい2万円~2万5千円という相場。「ううむ、4時間かかるから時給5000円」と思うとなんとも言えず、値段はいいところ突いてきますね。しかし投稿作業は自分でやりたいし、そうなるとまた面倒で……。でも精神的苦痛が強いことを考えると、やっぱり再投稿は次から業者にしようかな、と考えております。その時間を次の研究やら執筆やらに当てた方がいいですもんね。
 
 そんなこと言いながら次の雑誌に投稿するも、今度は4日でリジェクト。突然の頭痛に嘔吐を織り交ぜつつ、私は泣きながらまた別の雑誌に投稿したところでした。

 そのさなか、別の研究をスタートし、さらに新しい研究のプロトコルを書き、ということをやっておりました。臨床研究に関してはまだ駆け出しで、「今一番成長している=一番しんどいところ」なのでしょう。同時に2、3個の研究をやりつつ、じっくり年に2本ずつくらいの論文を書いて慣れていこうと思います。千里の道も一歩から、ですね。
 
 そうそう、Cochrane Reviewにもタイトル登録をしました。Cochraneについてはまたいずれ詳しく書きますが、とにかくタイトル登録さえすれば論文出版はほぼ決定になります。こちらも大変な時間を要しましたが、これから4年くらいかけてじっくりやっていくことになります。

著者プロフィール

2006年鹿児島大学医学部卒。都立駒込病院外科で初期・後期研修後、同病院で大腸外科医師(非常勤)として勤務。2017年4月から総合南東北病院外科に勤務。消化器外科専門医、外科専門医、がん治療認定医、マンモグラフィー読影認定医。

連載の紹介

中山祐次郎の「切って縫うニュース」
世の中の医療・医学に関連するニュースを、若手外科医がバッサバッサと斬りまくり。でも、社会の病巣にメスを入れるだけでなく、切ったところをきちんと縫うのも外科医の仕事。だから「切って縫うニュース」。きれいに縫えるか、乞うご期待。

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