日経メディカルのロゴ画像

腹痛患者への「反跳痛」はもういらない?

2018/08/09
中山祐次郎(総合南東北病院外科)

 こんにちは、総合南東北病院外科の中山祐次郎です。ただいま京都大学の公衆衛生大学院で学生をやっております。だんだんと京都は暑くなって来ました。先日東京に赴いたのですが、明らかに京都のほうが暑い。だいたい毎日37℃を超えます。34℃だと、ああ今日はちょっと楽だな、という感じ。まあ「暑さ」というものは、湿度でも規定されるので盆地の京都では当たり前なのかもしれません(暑さ指数=0.7 × 湿球温度 + 0.2 × 黒球温度 + 0.1 × 乾球温度です)。

 さて、今回の「切って縫うニュース」は番外編として「腹痛患者への反跳痛」を扱います。
 
 しかしなぜ今、「反跳痛」なのかちょっとご説明を。

 まず私は、以前の記事「外科医にキレられないハライタのコンサルト」で「腹痛の対処法」をまとめました。ただのエビデンスのみでなく、本当に「明日使える」ことを目指した実臨床のことを書いたつもりです。

 その記事のコメント欄に、「反跳痛を確かめるのは、最近は残酷なのでやらないと教科書にはあるんですよ」とご親切にいただいたのです。成書にそのような記載があることは存じておりましたし、内科医の友人からそう言われたこともあります。

 そこで、今回は「Evidence」、「色んな科の先生4000人へのアンケート結果」、そして「外科医・中山の意見」の三方向から、反跳痛を見つめてみたいと思います。

著者プロフィール

2006年鹿児島大学医学部卒。都立駒込病院外科で初期・後期研修後、同病院で大腸外科医師(非常勤)として勤務。2017年4月から総合南東北病院外科に勤務。消化器外科専門医、外科専門医、がん治療認定医、マンモグラフィー読影認定医。

連載の紹介

中山祐次郎の「切って縫うニュース」
世の中の医療・医学に関連するニュースを、若手外科医がバッサバッサと斬りまくり。でも、社会の病巣にメスを入れるだけでなく、切ったところをきちんと縫うのも外科医の仕事。だから「切って縫うニュース」。きれいに縫えるか、乞うご期待。

この記事を読んでいる人におすすめ