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第19回 オンライン診療を行う時に注意すべきこと
画面越しの患者との「距離」をいかに縮めるか

2021/05/11
岸見 一郎

(イラスト:田渕正敏)

 コロナ禍において、できるだけ対面の機会を減らすために、好むと好まざるとにかかわらず、今後オンライン診療が行われる機会は増えてくるでしょう。もちろん、すべての診療をオンラインで行えないのは、すべての仕事をリモートでできないのと同じです。

 今回は、可能な範囲であってもオンライン診療を行うとすれば、どのような点に注意して診察にあたるべきかを考えてみます。

 そもそも、オンライン診療を受けるためには、パソコンやスマートフォンを使う必要があります。そのことは患者によっては、絶望的に困難であることを知っておかなければなりません。

著者プロフィール

岸見 一郎●きしみ いちろう氏。1956年京都生まれ、京都在住。1987年京都大学大学院文学研究科博士課程満期退学。専門である西洋古代哲学と並行して、アドラー心理学を研究。2013年に古賀史健氏との共著で刊行した『嫌われる勇気』(ダイヤモンド社)は、200万部に迫るベストセラーに。精力的に執筆・講演活動を行っており、著書に『アドラー心理学入門』『幸せになる勇気』など多数。

連載の紹介

岸見一郎の「患者と共に歩む心構え」
こんな時、患者にどう向き合えばよいのか。患者の思いをどのように受け止め、どんな言葉を掛けるのか――。日常診療の中で直面する様々な場面において、対等な人間として患者と「共に歩む」ための心構えを、哲学者でありアドラー心理学を解説したベストセラー『嫌われる勇気』の著者である岸見一郎氏が、医療機関でのカウンセラーとしての経歴や、心筋梗塞治療を受けた患者としての経験なども交えつつ解きほぐしていきます。

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