
(イラスト:田渕正敏)
今回は嘘をつく患者とどう接すればいいかを考えてみます。
患者が嘘をつくと治療に必要な情報を得ることができず、そのため治療に支障が出たり、余計な治療をしてしまう可能性があります。従って、患者が嘘をつかないことが治療には必要です。
「嘘をつく患者」といってしまうと、患者にだけ非があるように聞こえますが、医師にも関係があります。「関係がある」ではまだ表現が弱く、もっと端的にいうならば、医師と患者の対人関係の中で医師が患者に嘘をいわせているのです。
(イラスト:田渕正敏)
今回は嘘をつく患者とどう接すればいいかを考えてみます。
患者が嘘をつくと治療に必要な情報を得ることができず、そのため治療に支障が出たり、余計な治療をしてしまう可能性があります。従って、患者が嘘をつかないことが治療には必要です。
「嘘をつく患者」といってしまうと、患者にだけ非があるように聞こえますが、医師にも関係があります。「関係がある」ではまだ表現が弱く、もっと端的にいうならば、医師と患者の対人関係の中で医師が患者に嘘をいわせているのです。
会員登録すると、記事全文がお読みいただけるようになるほか、ポイントプログラムにもご参加いただけます。
岸見 一郎●きしみ いちろう氏。1956年京都生まれ、京都在住。1987年京都大学大学院文学研究科博士課程満期退学。専門である西洋古代哲学と並行して、アドラー心理学を研究。2013年に古賀史健氏との共著で刊行した『嫌われる勇気』(ダイヤモンド社)は、200万部に迫るベストセラーに。精力的に執筆・講演活動を行っており、著書に『アドラー心理学入門』『幸せになる勇気』など多数。
2021/04/06
2021/03/09
2021/02/09
2021/01/12
2020/12/08